SEOの知識がある人は、
ホワイトハットSEOとブラックハットSEOという言葉を
知っているでしょう。
ここではこの両者について考えます。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■ホワイトハットSEOとは?
これは「小細工をしない」というものです。
「コンテンツのクオリティだけで勝負する」というものですね。
逆のブラックハットの方は「小細工をする」ということです。
具体的にいうと、自作自演のリンクを貼ったりとか、
昔からいろいろ使われてきたテクニックですね。
結論からいうと、最近ブラックハット
はGoogleから徹底的に締め出されています。
なので、今後はやらない方がいい手法です。
■私たちは、普段はユーザーの側である
私自身もブラックハットSEOの経験がゼロではないので
耳が痛い部分もあるのですが。
(というより、ネットビジネスをやっていて、
ブラックハットをやったことがない方が
むしろ経験不足だと思うのですが)
やはりホワイトハットの方が断然いいと感じています。
というのは、私たちはサイトの運営を離れた普段の時間は、
「自らもユーザー」だからです。
自分がユーザーだったら、
当然くだらないサイトは上位に来て欲しくないですよね。
貴重な時間を無駄にしないため、
できるだけいいサイトだけが上位に来てほしいのです。
なのに、どうでもいいスカスカのアフィサイトが上位に来て、
適当な文章を書いていたらイラッとするでしょう(笑)。
■人間は自分のことになると、客観視ができない
こうやって客観視をすると「良いサイトを作って生き残る」
というホワイトハットをするのが当たり前だし、
Googleが本気で取り締まりをするのも
とてもいいことなのです。
しかし、人間は自分の利益がからむとなぜか、
客観視ができなくなるんですね。
たとえばイトーヨーカドーを長年牽引してきた鈴木敏文さんは、
自社の社員について
「うちの社員は、普段は自分が買い物客であることを忘れている」
と厳しい批判をしたことがあります。
もちろん、ヨーカドーの接客のクオリティは高いので、
これはかなりハードルの高い要求、
期待しているからこその要求です。
ただ、この言葉どおり人間はどの業界でも
「普段は自分が消費者」ということを忘れているんですね。
これを一歩引いて考えられる人が、
ビジネスでは成功するのです。
そして、それはビジネスの成功だけではなく、
人生全般で人と仲良くできる幸せなスキルだと言えるでしょう。