私の友人は現在カンボジアにいますが、
彼から聞いた話でビジネスの参考になるネタを
シェアしたいと思います。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■ビジネスを始めるのは意外と簡単なことを再確認する
彼がカンボジアの人を見ていて思ったのは、
「会社員」という生きかたは別に普通でもなんでもない
ということです。
もちろん彼の父親もずっと会社員でしたし、
フリーランスである彼に仕事をくれているのは、
出版社やプロダクションなどの社員さんです。
なので、会社員であるということに対しては
マイナスのイメージはまったくもっていません。
ただ、それが普通だと思うのはちょっと違う、
と彼はカンボジアに来てあらためて思ったそうです。
■とりあえず、お金になりそうなことを始める
これがいいことか悪いことかはわかりませんが、
カンボジアの人たちは、
とりあえずお金になりそうなことを始める、というスタンスで
ビジネスをしています。
一番わかりやすいのがモトドップと呼ばれる
バイタク(バイクタクシー)の運転手の人たちです。
こちらの人は猫も杓子もという感じでバイクに乗っていますが、
この後ろの座席に誰かを乗せて運んでそれでお金をもらえば、
立派な「バイタク運転手」なのです。
なので、バイタクはやろうと思えば誰でもできてしまいます。
街を走っているバイクの9割が無免許と言われている
カンボジアでは、モトドップを始めるのに
必要な免許などもちろんありません。
■適当な国ならではのマイナスもあるが…
そのような適当な国なので、
友人も店員さんの対応に腹が立ったりしたこともあるようですし、
ぼったくりの被害などもかなり受けているようです。
しかし、それでも適当な国ならではの強み
というのはやはりあるなと感じたそうです。
日本にもこういう適当な空気がもっとあったら、
独立してビジネスをすることを
誰も怖がらなくなるだろうとあらためて思ったそうです。
実際、友人自身も学校教員の採用試験に落ちて、
とりあえず小遣い稼ぎも兼ねて始めた
WEBのライターの仕事が、彼の数ある仕事の中では、
一番収入が多いものになっているそうです。
肩書は完全に自営業ということですが、
本人に特にそんな意識はないようです。
案外ネットビジネスで起業して生計を立てている人には
そういう人が多く「適当にやっていたら、それで稼げてしまった」
というケースは多いです。
起業起業とあまり身構えない方が、
ビジネスの世界では成功しやすいのかも知れません。