ビジネスの才覚がある人は、飲食店で値段を決める時、
まずは価格から決めるということをわかっています。
その理由を説明します。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■価格によって味が決まる
当然ですが、料亭の味をファーストフードの価格で
出すことはできません。
ということは、価格をファーストフードと同じにしたら、
その時点で「料亭の味を出す」ということは
消去法によって消す必要があるのです。
確かにファーストフードの値段で料亭の味が出せたら理想でしょう。
しかし、それはドラえもんの世界であって、
現実にはまずあり得ないことなのです。
仮にできたとしてもそこまでの味を出さなくても
十分お客さんはつくので、むしろ価格などでより大きな
サービスをした方がいいわけです。
とにかく、値段を決めることで、その範囲内での『味』も
自動的に決まるというわけです。
なので、飲食店のメニューを決める時は、
まず味よりも値段が先なのです。
■これをネットビジネスに置き換えると
これをネットビジネスに置き換えると、
「自分がもらえる報酬がここまでなら、時間はここまでしか
かけてはいけない」ということになります。
たくさん時間をかければ偉いわけではないのです。
なぜなら、その分その成果物の到着が、
相手にとっては遅れるからです。
相手が「これじゃ不足です」と言わない限りは、
とりあえずその価格で求められる品質はクリアしている
ということです。
ということは、後は大事なのは「納期に遅れない」
ということであり、無駄な時間をかけるよりも、
むしろスピードを重視した方がいいわけです。
■ただ、報酬が決まっていない仕事だと難しい
たとえば「この仕事をしたら○○円」と
決まっている仕事であれば、上のような考え方がしやすいです。
しかし、たとえば私の仕事のように明確な報酬が決まっていない
という場合は、こういう考え方が少し難しくなります。
正確にいうと、私のように経験を積むと、
「このくらいの売り込みで、大体このくらいの売上になる」
ということがわかるので、それがいわば「時給」のようになり、
それを元に作業量などを計算します。
だから結局のところ、計算ができなさそうに見える
私のような仕事でも慣れると出来てしまうのですが、
とにかく報酬に合わせて自分の作業時間を考える、
ということも一定のレベルに達したら大事です。
(達してないうちには、時間がかかるのは当たり前なので、
普通のバイトの時給のような感覚は捨てましょう)