SEOで、なぜ文字数が多いほど有利と言われたのか?
ということについて、ここでは説明していきます。

SEO

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■なぜ文字数が多いほど有利と言われたのか?

これには2つの理由があります。

1.各ページの重複率を下げるため
2.いろんな検索キーワードの組み合わせで、
 アクセスを稼ぐため

というものです。それぞれ説明します。


1.各ページの重複率を下げるため

重複率というのは、「他のページの記事内容とかぶっている率」
です。これが低ければ低いほどいい記事となります。

これには、記事の周辺の「メニュー」とか「カテゴリ」
含まれているんですね。

たとえばこのメニューやカテゴリーの文字数の合計が、
300文字だったとしましょう。

そうなると記事が300文字の場合、そのページの重複率は、
50パーセントということになります。
つまり「半分は他のページと同じ」ということです。

その「他のページ」というのは、
自分のブログやサイト内の他のページなので、
他サイトから持ってきた時ほど深刻なペナルティはありません。

しかし、「自分のサイトの記事を使い回ししている、
レベルの低いサイト」という勘違いをされる恐れはあります。

なので、そのような重複率が上がる事態を避けるべく
「1ページの文字数を多くする」というやり方が、
SEOでは正しいと主張されていたのです。

(実際、一定の文字数があった方がいいというのは
 今でもまったく変わっていません)


2.キーワードの組み合わせによってアクセスを稼ぐ

これはロングテールSEOと呼ばれる手法です。
たとえば「ヒアルロン酸」というキーワード
1位表示をされるのは難しいことです。

しかし、「ヒアルロン酸 注射 効果 ある」などと、
いくつかキーワードが融合したものであれば、
その組み合わせで1位表示をすることはしやすくなります。

個人で作っているサイトの場合、このような
「キーワードの隙間」をついて、
少しずつアクセスを集めれば、大手に対抗することも可能
というわけなんですね。

これらのマイナーなキーワードの組み合わせの場合、
一つ一つのアクセス数は少なくなります。

なので、これらをグラフに並べると、低い高さで
ずーっと長い線が続いている状態になるのですが、
それが長いしっぽのように見えるので、
「ロングテールSEO」と呼ばれているのです。

で、このロングテールSEOをするためには、
「いろんな組み合わせ」が必要になります。

文字数が多ければ多いほど、当然登場する単語も
種類が多くなり、組み合わせが増えます。
なので、ロングテールでアクセスを稼ぐためには、
文字数が多いほどいいと言われているわけです。

これは実際その通りです。
ただ、一番大事なのはGoogleが言っているように
「ユーザーにとって価値があること」です。

なので、ユーザーにとっていい文章を書いていて、
自然に長文になったならそれでいいし、
長文にならなくても、役に立つ内容ならそれでいい
ということです。

要は、文字数がどれだけだろうと関係なく、
「ユーザーにとって役立つサイトかどうか」
ということなんですね。