ネットでは画像の無断転載は当たり前になっていますが、
今後これが劇的に厳しく取り締まられる可能性もあります。
具体的にどのように取り締まられるか、
あくまで想像ですが、考えてみましょう。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■最初に画像をアップした人間に、Googleが問い合わせる
今のGoogle画像検索の力があれば、
「その画像を最初にアップしたのが誰か」はすぐわかります。
そして、それ以降にアップした人は全員
「勝手にパクった」可能性もあるわけです。
なので、定期的にGoogleがこれらの画像のURL一覧を、
最初にアップした人のもとに「協力のお願い」として送り、
「これらのURLは、すべてあなたが転載を
許可したものですか?」と確認する可能性があります。
これがメール内でそのままボタンにチェックを入れる
だけの方法であれば、自分が許可したサイト
(多分ほとんどないでしょうが)にチェックを入れるだけで、
あとは何もせずに返信すれば、それで完了です。
チェックがなかったサイトについては、
Googleが「パクリ」と判断し、ペナルティを加える、
ということは十分ありうることです。
この作業はシステム化することができるので、
システムさえ一度作ってしまえば、あとは人間の手間は
ほとんどありません。
なので、Googleの自動ペナルティのように、
これが自動で行われるという可能性もあります。
■最終的には出版の世界に近づく
上のように書くと「厳しすぎ」と思われるかもしれませんが、
そもそも出版などの世界の著作権と比較して、
ネットの著作権管理はあまりにもずさんなのです。
著作権管理がずさんになるとどうなるかというと、
たとえば10年前のフィリピンでは、
いくらいい音楽を作っても全部コピーされてお金にならないので、
トップ歌手がスラム街に住んでいることもあったそうです。
中国でも、そうしてコピーされてしまうことで、
誰も新しいものを自分で創ろうとしなかったので、
長年オリジナルのコンテンツを生み出せませんでした。
(中国もこの問題に気づいて、最近は自国のために
取り締まりを徹底強化していますが)
なので、WEBの世界が発展するためには、
著作権については今後ビシビシ厳しくする必要がある、
とGoogleも感じているはずです。
「楽して稼ぐ」ことしか考えていない人には、
今後ますます苦しい時代が来るでしょう。
逆に、努力する人に対してはとことん見返りの多い、
いい時代になると思います。