希少性をアピールする具体的な方法、またそれを
強調しなくてはいけない理由についても、ここでは詳しく
解説しています。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■9.希少性を強調する
そしていよいよクロージングと言われる
最後の締めの段階に入りますが、
ここで重要なのは希少性を強調するということです。
つまり、それがどれだけレアかということを
強調するわけですね。
ここで賢い方は7の部分と同じじゃん、と感じるかもしれません。
断ることが損だと思わせる、という部分ですね。
あの部分でも確かに期間限定、特別価格、
などで希少性を演出しているので、
もちろんかぶる部分はあります。
そうしてかぶってしまう場合も、
いかに「同じ話の繰り返し」と感じさせないかが
コピーライティングのテクニックの重要な部分です。
といっても、文章だけで勝負するのは難しいので、
多くの商品で使われているのは、
「別の希少性を用意する」ということなんですね。
たとえば落ち目になったアーティストの場合、
まだある程度売れているうちに、
事務所が「引退」を迫ります。
そうすれば「ラストシングル」として、
ここで希少性がプラスされるからなんですね。
夢のない話と思われるかもしれませんが、
商品によってはこうして意図的に
「希少性」を演出することもできます。
これはコピーライティングで勝負できない場合の
やり方ですが、こうした手法も知って
世の中を眺めてみると、いかにコピーライティングの
技術があふれているかわかるでしょう。
例えば、家電量販店等で使われている、「先着5名様限り」とか、
「限定5台限り」とか、「もう二度とやりません」とかですね。
「今だけ」とか、「タイムセール」、「バーゲンセール」
「閉店セール」などですね。
人間はいつでもできることは、逆に先延ばしして、
いつまでもやらないのです。
夏休みの宿題とかそうだったのではないでしょうか?
締切が迫ってきて、今日やらないともう後がないと
思うから行動するものです。
近くにあって、いつでも行ける所だと逆に行かないけど、
遠くの人の方が行ってるというケースもよく
あるのではないでしょうか?
話を戻しまして、希少性をアピールすることも、お客様の
ためなんですね。
早く行動させてあげないと、早く成功しないので、
決断させなくてはいけないわけです。
相手のためを思って、そのようなことを言うことで、
罪悪感も取り払えて良いでしょう。