コーヒーがほしい本当の理由は、何なのか?
その理由には、どんなものがあるのか?
ということについて、ここでは詳しく説明しています。

コーヒー

音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■コーヒーがほしいのは、眠気覚ましのため

他にもこうした「本当のベネフィット」の例はたくさんあります。
それらを知っていると、日常生活の中でも
ベネフィットという発想をより深く理解できるようになるので、
それらの例を順番に紹介していきます。

たとえば見出しの通りコーヒーですね。
人々がコーヒーを求めるのは、「苦い液体」が
ほしいのではないのです。

眠気覚ましのためにコーヒーを求めているかも知れないですし、
あるいはリラックスしたいのかも知れません。

恋人との素敵なひとときかも知れませんし、
ノマドワーカーの場合は、ただ単に場所がほしい、
あるいは電源とWi-Fiが欲しい、というだけかもしれません(笑)。

このように、コーヒーを買うにしても、
お客さんが求めるベネフィットは多種多様なのです。

眠気覚ましを求めているお客さんに対しては、
コーヒーを売らなくても眠眠打破のような商品
売ってもいいですし、
眠気覚ましのガムを売ってもいいかもしれません。

また、ノマドワーカーの場合は、コーヒーの味などはどうでも
いいので、よくつながるWi-Fiや、
電源取り放題の席が多い、という方がありがたいでしょう。

というように、ユーザーのベネフィットが何かをつかむことで、
提供するサービスや商品、
それをマーケティングする方法も
まったく変わってくるわけです。

ベネフィット何かをつかむことで
マーケティングの方法は全く別のものになるわけです。

こうした理由から、マーケティングはベネフィットから始まる
と言ってもいいんですね。