ポジショニングとはそもそも何なのか?
その中の手軽軸という言葉について、ここでは
詳しく解説しています。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■2.ポジショニング
ポジショニングというのは日本語でいうと
「差別化」ということです。
自分のポジションはどこかを見極めることが
イコール差別化というわけですね。
で、どこで差別化するのかといったら、当然
あなたの「強み」です。
弱みを強調しても仕方がないので、
あくまで強みを強調することで差別化をするのです。
では、強みをどうやって見つけるのかというと、
そのガイドラインとなる指標が3つあります。
■①手軽軸
これは「より手軽に手に入る」という意味です。
具体的にいうと、「より安く」「より便利」に手に入る
ということですね。
たとえば100円均一は「より安く」で勝負しています。
そしてコンビニは「より便利に」で勝負しています。
そもそもコンビニは名前からして
「コンビニエンス=便利」ということですから、
何で勝負しているのかが業態の名前にすでに
現れているんですね。
・安くすると、基本的に不便になる
上のように書くと当たり前のことを言っているようですが、
そうとも限りません。
というのは、安くすると、基本的に不便になるからです。
たとえばコンビニはいつでも空いている、
というのが便利な理由です。
しかし、それには夜勤のアルバイトの人を雇う必要があります。
そのために、当然値段を高くする必要がありますよね。
事実、コンビニの物価はスーパーより高くなっています。
なので、手軽軸の中でも、
安さと便利さは相反することが多いのです。
では、全部相反するのかというとそうではありません。
両立する場合もあるんですね。
・ダイソーが安いのは全国各地に店舗があるから
例えばダイソーが同じ100円均一の中でもより安く
商品を売ることができるのは全国各地に店舗があるからです。
ダイソー以外の大手でもそうですが、
大規模に事業を展開することによって、
どこにでも店舗があって便利だし、
しかも値段が安い、という状態になっているのです。
相反することが多い手軽軸の中の2つの要素を、
同時に満たしているわけですね。
このように手軽軸の中でも相反するものもあれば、
両立するものもある。
ということはぜひ意識してみてください。