マーケティングにおける4Pの続きの二つについて、
その二つの違いについても、
ここでは詳しく解説しています。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■③販促
これは「どうやって売るのか?」というものです。
たとえば上の例の「初心者のためのサイトアフィリエイト」
というサイトをどうやって広めるか考えましょう。
まず基本的なのはSEOです。
地道にサイトを更新して、徐々にアクセスが集まる
ようにするというわけですね。
自分のライティング力や、今後更新していく時間の確保に
自信のある方であれば、この販促を選びます。
それができない人の場合、
リスティング広告などを選びます。
お金さえ出せば、広告によってアクセスを集められる、
というわけですね。
(もっとも、クオリティの低いサイトで
これをやると逆効果の場合もあるのですが)
■④販路
これはネットビジネスの場合は販促とほぼ同義です。
またリアルビジネスの場合も販促と似ている部分が多いです。
販路というのは「どういうチャネルで売るのか」
ということですね。
たとえば出版社であれば、その本を、
・書店
・コンビニ
・Amazon
・自社サイト
などから売るのが基本です。
でも、たとえばAKB48の写真集であれば、
「ライブ会場で売る」という奥の手もあります。
というように「どのルートで売るか考える」
というのがこの販路です。
・販路と販促は何が違うのか?
違いは販促の場合「どんなイメージで売るか」も
入っていることです。
たとえば同じ書店に並べるにしても、
高級感を出したいのか、お手軽感を出したいのかで、
ポップの作り方が変わってきます。
さらにいうと「初版の部数」も変わります。
たとえばわざと初版を少なくすることで、すぐに品切れにし
「希少感」を演出する方法もあるわけです。
(これは過去に音楽のCDで多かった手法です)
逆に初版をドカンと出して、
「圧倒的な人気」をアピールする方法もあります。
ワンピースなどジャンプの漫画は、
特にこの方法を使っていますね。
というのが販路と販促の違いです。
同じ書店で売るにしても初版をあえてドカンと出すか、
わざと絞るか、というような違いですね。
販路…書店、販促…初版の部数、というわけです。
(もちろん、どんな漫画でもワンピースのような
部数が出せるわけではないですが)