Googleのアルゴリズムは、世界で統一されている
わけではありません。
最終的には同じ方向で進んでいくのですが、
その進化の度合いは国によって差があります。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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■日本のGoogleは欧米より遅れている
日本のGoogleの進化は、
欧米より数年遅れていると言われています。
というと、「また欧米かよ」と言われるかもしれません(笑)。
別に私も欧米信奉者ではないですし、
白人文化をやたら称えること…というか、
白人とか黄色人とか黒人とかいうこと自体、ムダだと思っています。
ただ、Googleのアルゴリズムが欧米の方が進んでいる、
というのは物理的な事実です。
(物理的な事実に関しては、私はすべて認める主義です。
だって本当に起きているんですから)
具体的にどのように遅れているのか説明します。
■完全中身重視に移行するのが、5年遅れた
今、日本のSEOは急速に「完全中身重視」になっています。
つまり、htmlタグをチューニングしたりするのではなく、
『ユーザーにとって良いサイトを作る』
ということだけを考えるスタンスです。
これはキレイ事ではなくGoogle自体が
「そういうサイトを上位にします」と公言し、
手動ペナルティまで用いてそれを実行しているわけです。
そして、今現在「SEO」のワードで1位に入っている方
(Wikipediaは除く)のサイトでも、
やはりまったく同じことを書いているのです。
(その方は日本のSEOの先駆けで、大ベテランの方です)
で、日本はこの2014年になってようやくそれが
当たり前になってきたのですが、
欧米ではこれは2000年代中盤から普通だったのです。
中盤というのが何年かは国によりますが、
仮に07年だったとしましょう。
そうすると日本は実に6年~7年遅れているということです。
WEBの世界でこれはかなりの遅れですよね(笑)。
■日本で言われているSEO技術より、人間の本質を見る
この事実が何を示しているかというと、
「今日本で言われているSEOのテクニックは、
正しいとは限らない」ということです。
少し前までブラックハットSEOの手法は、
すべて「最先端の手法」ということでもてはやされ、
SEOコンサルタントたちも、それで大金を得ていたわけです。
しかし、それは日本だけで通じている
「遅れた手法」だったわけです。
ということは、今この瞬間日本で「最先端のSEO」
と言われている技術も、実は間違いかも知れないわけです。
もちろん「いいサイトを作る」というのは絶対正しいことです。
しかし、これがなぜ正しいと言えるかというと、
それは「人間の本質に沿っているから」です。
逆に人間の本質に沿っていない技法は、
すべて怪しいとかんがえるべきなんですね。
最近言われている手法で人間の本質に沿っていないもの…、
はほぼ絶滅している気もしますが、
何かそういうアドバイスに出会ったら、
「この人は嘘つきだな」「そのうち落ちるな」
と思っていいでしょう(笑)。