与沢翼さんを見ていて思うのは「ビジネスというのは
基本的に幻想なのだな」ということです。
音声も撮ったので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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例えば彼のビジネスの場合「努力しないで
お金持ちになれる」という言葉で多少は情報弱者をだまして
儲けているわけですが、
どんな稼ぎ方であれ、彼がお金を稼いで
それを回すことで、経済が潤っている部分もあるわけです。
例えば与沢翼さんは自家用ヘリやロールスロイス・ファントムなどを
所有していますが、これらを売る富裕層ビジネスをしている
会社としては、彼のようにお金持ちがこれを買ってくれることは
とても嬉しいわけです。
そのお金がどこから来たかなんて、そんなことは
どうでもいいでしょう。
この話について考える時私が思い出すのは、中国古典の
『韓非子』の一節です。「棺桶職人は、人が死ぬと喜ぶ。
しかし、それは人が死んだのが嬉しいからではない。
仕事が増えて利益になるからだ。人は利益を求めるのだ」
という一節です。人間は別に善人でも悪人でもないのです。
ただ、生物である以上生きるための利益はやはり必要ですし、
ほしいのです。
そして、与沢翼さんはその利益を多くの人にばらまいている。
不利益もばらまいているのでプラマイゼロかも知れませんが、
それでも彼の存在のおかげで利益になる人たちがいるから、
彼のもとには年収12億円という大金が舞い込んでいる、
という構造は理解した方がいいと思います。
ただ、理想をいうならその人の存在によってデメリットが
ある人が減れば、より長続きするわけです。
その点、彼の成功がいつまで続くのかというのは
疑問もあります。