・マニアックな商品なら、競争も少ない

もっとマニアックな商品なら、競争は少なくなります。
たとえば「タイのサッカー雑誌」などです。

マニアック

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く

こうしたものは、普段はほとんど売れません。
しかし、何らかの事情でタイのスポーツ事情、サッカー事情、
あるいは出版事情などを調べている人にとっては、
ものすごく貴重な資料になることがあります。

大学生の卒論の資料などの場合、あまりお金は出せないでしょう。
しかし、企業のプレゼン資料にしようとしている場合や、
大学教授が自分の資料にしようとしている場合など、
「1冊5000円なら喜んで出す」というケースは多いです。

(もちろん送料別)

雑誌なので、原価はせいぜい数百円です。
それが数千円に化けるのですから、美味しい仕事でしょう。

しかも、現地に住んでいれば買わなくてOKです。
「欲しい方には買って送ります」といえばいいわけです。
売れるかどうかわかりませんが、リスクもないわけですね。


・Kindleに出ないようなものを扱う

今の時代は、Kindleがあります。
外国の雑誌もKindleで読めるので、メジャーなものだと、
もう、こういう輸入ビジネスも通じません

しかし、Kindleがすべての雑誌や書籍をカバーしているわけではありません。
むしろKindleで海外の本も簡単に買えるようになったからこそ、
「もっとこういう本が欲しい」という要望が専門家の間で強くなりますし、
「人が見つけていない資料を探さなければ」という気持ちも生まれます。

なので、Kindleが登場したから、海外の書籍の転売が不利になる、
とは限らない
のです。

Kindleが扱う商品だったら不利になる、というだけで、
その他の商品は依然チャンスがある、というよりむしろ増える、
ということもあるわけですね。


…このように、輸入ビジネスの具体的な例を紹介しましたが、
もちろんこれはほんの一例です。

たとえばこの逆の「輸出ビジネス」では、
10年前にアフリカのタンザニアへ日本の中古車を輸出し、
今は年商300億円のグループを作っている、
金城拓真さんという方も見えます(まだ30才ちょっとです)

というように、輸入や輸出に関するビジネスは、
「もはやネットビジネスの枠を超えている」というくらい、
圧倒的なスケールに発達する可能性も秘めているわけです。

いかにもネットビジネスっぽい輸入ビジネスをするのもいいですが、
そうした方法はもう手垢がついています。
完全なレッドオーシャンなので、利益は少ないでしょう。

それより、上で紹介した金城さんのように
「誰も手をつけていない所に手を付ける」という方が、
大変そうで実は楽かも知れない、ということも
意識するといいかなと思います。