■ピグマリオン効果
これは「人間は相手の期待どおりになる」というものです。
たとえば親が「うちの子は成功する」と思っていたら、
子供は本当に成功するということです。
(逆もまたしかりです)
音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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「いや、そうやって英才教育をしていた家庭で、
子供が成功していない例は山ほどある」と思うかも知れません。
その通りです。ただ、これはピグマリオン効果が嘘なのではありません。
というのは、こういう親御さんは、内心
「自分の子供が成功するわけない」と思っていたのです。
思っていたからこそ、
「学歴」というあやふやなものにしがみつくために、
英才教育をしたわけです。
あるいは、「器が小さいから、小さいうちから鍛えて、
人に負けないようにしなきゃ」などと思っていたわけです。
要は、自分に対する自信のなさが、
子供に対する英才教育にもつながっている、ということですね。
ちょっときつい言い方かも知れませんし、
もしかしたら反発されてしまうかも知れませんが、
実際過剰な英才教育をしている親御さんを見ると、
多くの人がそう思うのではないでしょうか。
逆に自分に自信がある親御さんは、子供も信用しています。
なので、自由に遊ばせるわけです。
成功した偉人の子供時代を見ると、
大抵はそうやって自由に遊んでいます。
自由すぎて大きなトラブルを起こしてしまうことも多いのですが、
それを平気で見守っている親というのは、
「子供を信用していたから」見守れたのです。
なので、ピグマリオン効果はやはり本当なんですね。
誰かに成功してほしいと思ったら、
その人が成功することを信じる、ということがまず大事なのです。
もちろん、同じように自分を信じる、ということも大事なわけです。