■ビジネスに心理学をどう活かすのか
…と、ここまでいろいろな心理学の理論を紹介してきましたが、
大事なのは「これをどう活かすのか」ということ。
当然ですが私達の目的は心理学の授業で単位を取ることではないので、
あくまでこれを「利益」につなげる必要があります。
実のところ、こういう心理学は知らなくても稼げるのです(笑)。
たとえば「ロス―ゲイン効果」などは、
わざわざ言葉にしなくても、経験上わかっていることが多いですよね。
ただ、やはり心理学の用語で説明できた方が、
人を説得しやすいわけです。たとえば私が、
「最初に印象が悪かった人が、後で良くなると、
最初からよかった時より、いい感じがしますよね」
などといっても、ただの世間話のように取られてしまうでしょう。
しかし、「これを心理学の世界ではゲイン効果といいます」
などと専門的な言葉をつなげると、「へえ」と思ってもらえると思います。
つまり「自分が日常で体験していることは、
学問の世界でも研究され、証明されている」ということに、
新鮮な驚きを覚えるわけです。
こういうことを積み重ねていくと、
「この人は頭がいい」「この人は面白い」という信頼感につながっていきます。
ビジネス=信頼というのは鉄則なので、
心理学の知識はこういう風にビジネスにつながっていくわけです。
つまりまとめると「人の信頼を得るためにある」んですね。
メルマガアフィリエイトの場合は。
この心理学を直接応用して
「こういうセールスレターを書こう」という風に
使えることもまああるのですが、
そうやって計算のかたまりのように作られたセールスレターが
面白いかというと、ちょっと違うと思います。
結果的にその法則に乗っ取ることはあっても、
あくまで自然に書いてそうなっている、というのが一番です。
(でなければ、誰でも法則通りに書けば成功する、ということなんですから。
実際には誰もが成功しているわけではないですよね)