■一人の人と親しくするか、多くの人と親しくするか

これも人によります。
ただ、参考になるデータとして、
「人間が濃い関係を築けるのは150人まで」という数字があります。

これはダンバー数というもので、
ダンバーという学者によって発見されたものです。

これは考古学の世界でも証明されていて、
古代人の集落を調査すると、大抵150人単位になっているそうです。

それ以上集落が大きくなったら、
集落を分割していたことが、遺跡の調査でわかるんですね。

実際、現代の大企業でもこの数字は採用されていて、
どんなセクションでも150人を単位としているそうです。

(15人の部署を10個というように)

ということは、私達が付き合える人数も150人ということなんですね。
たとえば親戚30人、仕事関係70人、学校時代の友達30人、
その他(習い事とか?)20人…。

と考えていくと「確かに150人程度だな」と思うでしょう。

もちろん、Facebookの友達とか、薄いつながりでもよければ
人数は無限に増やすことも可能です。

これはこれでいいものです。
お金持ちになるにはこういう薄いつながりを沢山持つことが大切
とも言われています。

「友達にはならなくていいけど、味方にしておけ」
という発想ですね。
特に中国人などはこういう感覚で誰とでも「友達」になります。

(中国語ではこれを「関係(グワンシ)」といいます。
 彼らにとって人間関係(グワンシ)は、
 場合によってはお金以上の財産なのです)

「で、結論はどっちなんだ」と言われるかも知れませんが、
要は「多く付き合うにしても最大150人」
「もっと少ないのも、もちろんあり」ということです。

「もっと少ない」については、もう少し詳しく解説しましょう。