■派閥ができないようにするために

ネットビジネスの世界にいると、何かと派閥ができます(笑)。
というか、人間が集まればそこに派閥が生まれるんですね。

政治家は言うまでもなく、会社の中でもそうですし、
学校の中には「教室内カースト」なんてものまであります。

(クラスの中の身分差別ですね)

とまあ、人間がそういう動物である以上、
ネットビジネスの世界でもごく自然に派閥が発生してしまうのですが、
私はそれに縛られたくないと思っています。

というのは別に恰好をつけているわけではなく、
派閥を組んでいる人たちが嫌いということでもなく、
「単純に利益を逃す」からです。

利益というのは、私だけの利益ではありません。
私、業界、社会、関わる人、すべての利益です。

ビジネスの世界ではよくWin-Winと呪文のように言われますが、
そもそも人間が自然に行動していれば、
大抵はWin-Winのアクションになる
のです。

たとえば人と出会った時、
「こんにちは」と気持ちよく挨拶することは、
どう考えても、誰にとってもデメリットはありません。

なので、すればいいのです。
これはすべての人にとっての「利益」です。

しかし、実際にはそうやって知り合いに会った時も、
なかなか気持ちよく挨拶できない。

それは、「あの人私より人気者なのに、私から声かけていいのかな」
とか、「あの人違う派閥だから、声かけたら派閥の仲間に睨まれるな」
とか、余計なことを考えてしまうからです。

でも、どう考えてもこれはおかしいですよね。
挨拶なんて環境破壊にもならないし、競争にもならない、
数少ない「勝ち負けのない行動」をするチャンスなのだから、
そういうものは特に、迷わず行なうべきなのです。

にも関わらずそれをしない。
これが私のいう「利益を逃す」ということなのです。

派閥のような人工的なものにとらわれていると、
こういう「誰もが幸せになれるはずの行動」のたねを、
自ら潰してしまいます。
私はそれを避けたいのです。