■外注を雇うことのメリット・デメリット

それぞれ箇条書きすると下のようになります。

メリット

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く

▼メリット
・時間を節約できる
・自分にない能力を持っている人を雇える
・人の使い方を学べる


▼デメリット
・お金がかかる
・自分の個人技が蓄積されない
・管理にも一定の手間がかかる


…ということです。
結論からいうとメリットの方が大きいのですが、
やはりデメリットもゼロではありません。

お金がかかるのは仕方がないことなので、
ここまで書いてきたような「安いお金でもできるだけ
いい仕事をしてもらう方法」

をフルに活用するのがいいでしょう。

「個人技が蓄積されない」というのは、経営者になったら当然のことです。
マクドナルドの社長になったら、
ハンバーガーの料理の技術が身につかないのと同じです。

経営者になったら必要なのは「経営のスキル」なので、
これについては特にデメリットではないでしょう。

逆にいうと、経営のスキルを磨かずに、
ただ時流に乗って稼いでいただけの人は、
その流れが終わった時、何の技術も蓄積されず
悲惨なことになる
ということです。

PPCアフィリエイトのバブルで消えていったのは、
そういう人たちでした。

管理に一定の手間がかかる、というのはやり方によります。
信頼できる人を一人捕まえて、全部の仕事をその人に振る、
という方式だと管理は驚くほど楽になります。

メールでも、一日に何通もチャットのようにやり取りするので、
いちいち「お世話になっております」とか要りません。
「はい、それで大丈夫です」などの短い言葉でOKです。

相手との関係ができていれば、多少そっけなくてもOKなので、
時間が節約できるわけですね。
(リアルの人間関係でも言えることだと思いますが)

ただ、「親しい中にも礼儀あり」という言葉通り、
それにかまけてはいけません。

このあたりはその人の人間力というか、
浮かんだ自然な褒め言葉はためらわずに口にするとか、
普通のコミュニケーションで要求されることと、
同じものが要求されます。

「難しいな」と思われるかも知れませんが、
要は「魅力のある人間になろう」ということです。

魅力のある人間なら、多少やり取りに難があったりしても、
人は関係を保ってくれます。相手に何を提供できるかという
メリットも含め、とにかく魅力のある人間になるということが大切です。