■日本との文化の違い

これはやはり「人と違うことが平気」ということだそうです。
もしかしたら、当の現地人たちはそう思っていないかも知れない
(タイ人やカンボジア人同士で合わせているのかも知れない)ですが、
少なくとも友人の目にはそう映ったそうです。

物理的にも、人と違うのが平気になるだろう要素がたくさんあります。
たとえばプノンペンの場合は、家族ごとホームレスをしている家庭が
たくさんあります。

ボンケンコンという外国人居住区の近くなど、
とてもおしゃれな場所でもたくさんのホームレス家族がいるそうです。

そういう環境なので、先にも書いた通り「服を着ているだけでも十分」
と感じられますし(子供は裸で生活していることも多いです)、
外国人の旅人で、貧乏旅行をしているバックパッカーも多いので、
とにかく外見が気にならなくなるそうです。

もちろん、友人は外国人なので、
周りの人が何をしゃべっているかわからず、
それで気にならないというのもあるでしょう。

それでもやはり、日本と比べると
「断然、みんな人目を気にしていない」と思ったそうです。


・幼稚園児のようにフレンドリー

たとえばインドの田舎に行くと、大の大人でも、
みんな幼稚園児のようにフレンドリーだそうです。

道を歩いていると必ず「ジャパニーズ!」といって大声で声をかけ、
話しかけてくるそうです。

かなり遠くからでも平気で大声で叫んで
「こっちに来い、来い!」という手招きをしてくるので、
無視して歩くのが大変だそうです(笑)。

「無視するなよ」と思われるかも知れませんが、
10m歩くたびにそんな感じで声をかけられるので、
無視していないと100m歩くだけで1時間かかってしまうそうです(笑)。

思えば日本でも、幼稚園児などはこうやって人に声をかけている気がします。
見知らぬ人に「バイバーイ」と行って手を降ったりしていますし、
日本人は子供でもシャイなので、声はかけないかも知れませんが、
近づいてじっと見ていたりすると思います。

(仲間に入れてほしい、みたいな感じで)

田舎のインド人は、それを大人になってもやっている、
ということなのだろうなと感じます。

実際私も、たとえば電車の中で誰かが本を読んでいて、
それが自分も好きな本だった場合、思わず声をかけたくなります
というか、声をかけたこともありますが・・・(笑)。

でも「変人」と思われるのがいやで我慢するわけですが、
インド人ならこういう時、きっと声をかけるんでしょうね。

彼らはアドリブで生きているというか、
考える前に体が動いているんだろうな、
と、
友人の話を聞いていて感じました。