■ボイストレーニングをして、話術のレベルを上げる

音楽をやる場合でなくても、セミナーなどで話すという場合でも、
ボイストレーニングは重要です。
いい声で話すことによって、同じ内容でもより深く、
相手の心に届けることができます

ボイストレーニング

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
⇒ この記事の音声を聞く

ボイストレーニングというと何やら難しく感じるかも知れません。
しかし、要するに声を出せばいいのです。

・大きな声を出す
・いろんな速度で出す
・いろんな声を出す
・いろんな口の動きで出す(大げさに動かす、あるいは逆に動かさない等)
・いろんな態勢で出す


…と、声を出す方法のバリエーションは無限にあります。

たとえば大きな声を出すと何がいいかというと、
「声が力強くなる」ということです。

日頃から大きな声を出している人は、
軽く声を出しただけでも「はっきりと響く」声になります。

なので、常に自信があるように見える(聞こえる)んですね。
人間は「自信がある時しか、人はしっかりした声で話さないはず」
という先入観を持っているので、しっかりした声で話すだけで、
「ああ、この人は自信を持ってるんだ」と錯覚してくれるのです。

(内心、あなたがどれだけビクビクしていたとしても。笑)


・いろいろな速度で出す

マシンガンのように早くしゃべったり、
お年寄りのようにゆっくりしゃべったり、
という風ですね。特にゆっくりしゃべるのが大事です。

私達は緊張するとどうしても早口になります
セミナーの話し方の速度で、
「早すぎて聴きづらかった」というのはよくありますが、
「ゆっくりすぎて」というのはあまりありません。

なので、普段の練習は「ゆっくり話す」を中心にするのがいいです。
割合としては、早いもの2割、ゆっくり8割くらいがいいでしょう。
(人にもよりますが)

「早い方の練習はいらないのでは?」と思われるかも知れません。
一理ありますが、私はやることをおすすめします

というのは、例えば30分連続で早口でしゃべると、
人間は疲れるからです(笑)。
そして、疲れたら自然とゆっくりになるんですね(笑)。

なので、むしろセミナーが始まる前に、
1時間くらいラッパーのようにひたすら超特急でしゃべるのも、
いいのではないかと思っているくらいです。

そうすると疲れて早口で話したくなくなるので、
普通に壇上にあがるだけで、ゆっくり話せるというわけです。

これは体の動きも同じです。
その日運動していないと、人と一緒に喫茶店に入ったりしても
ソワソワしてしまいます。

しかし、その日たっぷり運動をした後なら、
「もう、今日はゆっくりしたいや」と体が思っているので、
自然とそわそわしません。何も意識せず、堂々とできます。

そういう理由から、私は早口でしゃべる時間も、
ある程度確保した方がいい
と思うのです。
口や顔の筋肉も鍛えられますしね。