▼4.限定について
続いて限定です。
これがなぜ必要かというと「その場で買わせる」ためです。
音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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「買わせる」というと響きが悪いかも知れませんが、
わかりやすく伝えるために、あえてそうしました。
実際、売れるセールスマンは皆そういう意識でいます。
人間は、何でも先延ばしにする生き物です。
また、買い物した後でも毎回「買わない方がよかったかな」
などと思う生き物なので、買う前は当然迷っています。
なので、ここまでのメリットや保証を読んで
「もう間違いない」と思っていても、いざ購入の段階になると、
さらに迷うのです。
お客さんというのは、それくらい優柔不断なのです(笑)。
なので、背中を押してあげる必要があります。
ここで買わなかったら「また明日」と言いながら
そのお客さんはずっと買わないので「今、ここで絶対に決める」
という意識で成約を取りにいく必要があります。
そのために「限定」をアピールするのですが、
限定で使えるテクニックは主に7種類あります。
それぞれ説明します。
1.人数限定
→先着何名様というものですね。一番メジャーです。
2.数量限定
→これも先着何個まで、というやつですね。
スーパーのトイレットペーパーの安売りなどで、よく見るものです。
3.日数限定
→3日間限定、特大セール!みたいなものですね。
「この期間中に来て買ってください」というメッセージです。
4.時間限定
→いわゆる「タイムセール」ですね。
これほど「今買え」というメッセージが強いものもないでしょう。
5.曜日限定
→毎週火曜日限定!というようなものですね。
これは「その場で買わせる」という効果もありますが、
毎週1回という定期的なペースで足を運んでもらう、
という狙いもあります。
つまり、一見客にその場で買わせる、という技術でもあり、
リピーター獲得の技術でもある、ということですね。
限定の中でも、特に奥が深いテクニックの一つです。
6.客層限定
→女性限定のようなものです。
ちなみに、これが曜日限定などと融合することもあります。
「毎週水曜日はレディースデー!」のような感じですね。
こうやってダブルになると、さらに「その場で買わせる」
効果が強くなります。
客層限定のいいところは、
「私は特別なんだ」という、特別意識もくすぐれること。
「私だから安く買えるんだ」という意識は、
自分の有能感につながるので、気分がよくなります。
7.条件限定
→たとえば「5000円以上購入の方限定」のようなものです。
これは他の限定とは少し違っていて、
もうすでに買う気の人に「さらに買わせる」ためのテクニックです。
つまり、本当は4500円の買い物で終わるはずだった人に、
プラス1000円して5500円買わせる、というようなテクニックです。
これもやはり客層限定と同じく、
「あなたは特別です」というメッセージを伝えることになります。
「こんなに買ってくれてありがとう!私達の感謝の気持ちです」
というような感じですね。
実際には買わされているだけなのですが、
買った人は有能な人間になった気分になるわけです。
(こうやって書くと、マーケティングというのは、
少しずる賢い技術でもありますね。笑)^^;