■幅広い知識を身につけておく
さらに知識が豊富にあるというのも、
会話を面白くするために必要なことです。
音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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もちろん、知ったかぶりやうんちくを披露するのはダメです。
特に男性が女性と話す時にやってしまうことですが、
女性は感心したフリをして冷めていることがよくあるので、注意しましょう。
(女性は演技がうまいから、逆に怖いですよね。笑)
では、知識をどのように使えばいいのかというと、
簡単にいうと「返し技」です。
つまり、自分からは披露しないけど、
相手との会話に合わせて、ここぞという場面でほんの少し出す、
という感じです。
たとえば「どんな音楽が好きか」という話題になり、
相手が「セックス・ピストルズ」と答えたとします。
そうしたら即座に「ああ、私もシド・ヴィシャス好き!」
と答えるような感じですね。
ここで「へえ、セックス・ピストルズってどんなバンド?」と聞くのと、
すでに知っていてメンバーの名前まで言えるのとでは、
天と地の差があることは言うまでもないでしょう。
シド・ヴィシャスくらいなら知っていてもあまり驚かれませんが、
これがもっとマニアックなものだったら、
そこで二人の距離は一気に縮まります。
知識というのはこういう風に「返し技」で使うものであり、
自分から仕掛ける時に使うものではないのです。
仕掛ける時に使うこともありますが、
それは相手が無口な時や、会話が止まった時などです。
■返し技だからこそ、豊富な勉強量が必要
返し技というのは、自分から仕掛けるよりよっぽど大変です。
何しろ相手がどんな話題をふってくるかわからないからなおさらです。
そもそも、誰と会ってどんな会話をしても、
それにピッタリ会った知識を仕入れておくなど無理です。
それは百科事典の仕事であり、人間の仕事ではありません。
では、人間はここでどうすればいいかというと、
「一番近い知識を引用してくる」のです。
たとえばさっきのケースで、ピストルズを知らず「どんなバンド?」と
とりあえず聞いたとしましょう。