■共同体にとって大切なこと=コモンセンス

コモンセンスというと「常識」というイメージが
強いと思います。もちろん、その訳も合っています。

コモンセンス

音声も撮った↓ので、聞きながらだと、わかりやすいと思います。
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ただ、アドラー心理学では別の意味で使います。
それは「共同体にとって大切なもの」です。
「何が社会にとって必要か」ということですね。

これはネットビジネスをする上でも大切なことです。
というのは、結局ネットを使って貢献する相手は「社会」であり、
社会にとって必要なことをするのが、
ネットビジネスで成功する一番の王道だからです。

(王道を歩んで成功するには、時間がかかりますが)


■コモンセンスを学ぶにはどうしたらいいか?

方法は無限にあります。

たとえば「古典を読む」ことです。
古典は学校教育のために、無理やり残されたものではありません。

古典
日々生き残るのに必死な経営者たち。
もっというと、ナポレオンなど常に戦場で戦っていた
「ムダなことをしていたら、文字通り死んでしまう人たち」が、
長年愛読してきたものです。

ということは「必要」であり「役立つ」ものなのです。
なぜでしょうか。

それは、古典には「いつの時代も変わらなかった、
人間の絶対的ルール」が書かれているからです。

「論語に書いてあるから正しい」というのではありません。
「こういうことが書かれている本が、
 何千年も国境を超えて生き残った」という
「事実」こそが大事なのです。

たとえ私が論語をつまらないと思っても、
「何千年も、世界の人々が読んできたのなら、
 残念ながら、正しいことが書いてあるに違いない」
という風に受け取って、読むべきものなのです。

(残念ながら、というのは冗談ですが。笑)

論語
■普通に生きるだけでも、コモンセンスは磨ける

もちろん、わざわざ論語などの古典を読まなくても、
普通に生活しながらでも、
「周りを注意して見るだけ」でも、
コモンセンスは磨くことができます。

かつて寺山修司が「書を捨て町に出よ」と言った通りです。
私が言っても説得力がないかも知れませんが、
誰よりも書物を読みまくっただろう知識人である、
寺山修司が言うのだから、間違いありません。

宮本武蔵も「我以外皆我師也」
(自分以外、みんな自分の師である)
という言葉を残しています。

アドラー心理学が説いている「共同体感覚」とか、
「コモンセンス」というのは、実は特別なことではないのです。

こういう人として正しいことが、
自然に身に備わっている人は、
ネットビジネスでもごくごく自然に成功するでしょう。