■誰でも自分の理解者を好きになる

「北風と太陽」の話にも似ていますが、
相手や世間に理解してもらいたいと思ったら、
まずは自分が相手を理解することです。

北風と太陽

相手を諭したり、あれこれ助言したりするのではなく、
まず相手の気持ちを汲み取って
「多分、今これを言って欲しいんだろうな」と思うことを言う。

これによって相手は「ああ、この人は自分をわかってくれてる」
と思い、あなたに対して好意を抱きます。

好意を抱いた時点で、あなたの言っていることは
全部いいことのように聴こえるので、
あなたが何かを言った時も、理解してもらいやすくなるのです。

(もちろん、間違ったことでなければ、ですが)


■マインドコントロールでよく使われる手

実は、これはマインドコントロールでもよく使われる手です。

宗教団体やブラック企業で人を操る人間は、
まず相手に深く共感し「私はあなたの味方だよ」という
メッセージを強烈に送ります。

(ブラック企業も威圧型など、違うタイプは多くありますが、
 ここでは宗教団体のようなタイプの企業を指しています)

ブラック企業
こうして先に「相手を理解」すると、
向こうも「こちらを理解」してくれるので、
団体の指示や教義なども、理解してもらいやすくなるわけです。

…というのは、7つの習慣が悪用されている例で
残念ではありますが、こういう「人の心を操る人々」が
テクニックとして使うくらい、
「人を理解するから、自分も理解される」というのは真実なのです。


■ネットビジネスに置き換えるとどうなるか?

これをネットビジネスに置き換えると、
多くの人がすぐ連想するのは、
「チャットやメールで悩みの相談に乗って、ファンを増やす」
「そして、何かを買ってもらう」という手でしょう。

相談
悪くはないと思いますが、こうして言葉にすると、
いかにこれが打算的で、「自分がやられる側だったらいやだ」
と思うか、わかると思います。

こういう小手先の計算は、本当に「相手を理解」したことには
なっていません。


■「相手を理解する」の本当の意味

たとえばサイトアフィリエイトの場合、
「利用者に求められている情報をまとめる」というのが、
何よりの「相手を理解する」ということです。

メルマガアフィリエイトでも同じで、
要は「人々が知りたがっている情報を提供する」ということです。

相手(人々)のニーズをしっかり調べなければそれはできませんし、
これができている時点で、その人は
「サイト訪問者の立場をよく理解している」といえるのです。